リフォームをする際にはトラブルに注意

リフォーム工事の契約の際には、見積書の項目が発注者の意図どおり記載されているか、図面どおり正確に書かれているかなど、慎重に確認することが重要です。

たとえ知り合いのリフォーム業者、知人から紹介されたリフォーム業者だからといって安心せず、必ず2〜3社から相見積りをとり、十分に比較検討した上でリフォーム業者を選びましょう。

悪徳業者の中には、契約書や見積書を提出せず口約束のみで工事を始めるケースもあります。
これらは後から言った言っていない、聞いた聞いてないとのトラブルの元になりますので、必ず契約書を交わし見積もりにはしっかりと目を通しましょう。

書面で明確にしておかないと、いざリフォームが完成してみたら要望と全く異なっていたり、途中で用途が不明瞭な追加費用を請求されたりといったトラブルが起こることもあります。

リフォームというのは小さな工事でも決して安くはない費用が発生します。
だからこそ契約書をしっかり交わし、書面で内容を明確にすべきはずですが、近年では契約書無しで工事を進めようとする悪徳業者もいます。

また、昔ながらの家族経営の工務店のような小さなリフォーム会社も、一式とだけ書かれた曖昧な見積もりしか提出しない場合もあります。
昔からの付き合いでなぁなぁになってしまい、きちんとどんなリフォーム工事をするのかを定めた契約書を作らないままに工事を進めてしまうのです。

リフォームが初めて方は「そういうものなんだ」と思って工事を進めてしまったりするのですが、多額の費用が発生している以上は契約書が無い、見積もりが曖昧はあり得ません。
しっかりと契約書を交わし、内容を明確にした上で、安心して工事を任せるようにしましょう。

しっかり打ち合わせを行い、出来上がりイメージを確認したはずなのに、実際に完成したリフォームがイメージと違うというトラブルも近年増加しています。

よく見受けられるのは、実物を見ずにカタログのみで決めて発注したら、イメージしていたものと色や柄が異なったというパターンです。
やはりカタログだけは完璧にイメージを捉えることは難しいです。
リフォームで使う材料（例えばキッチン、トイレ、バス、フローリング、壁紙のクロスなど）は実際に実物を見て決めるべきです。

また、イメージする空間に関しても、パースやCGで出してもらえるか確認しましょう。
口頭でだけイメージを伝えるよりも、リフォーム業者とイメージを共有する事ができます。
パースやCGを出してくれるかどうかも、リフォーム業者選びの上で大切なポイントです。

大掛かりなリフォームの際は、どうしても騒音が発生します。
リフォーム内容になれば１ヶ月くらいかかる工事もありますので、近隣の方々に迷惑をかけてしまうことはよくある話です。

契約の際に、近隣挨拶や近隣住人の方へのフォローはどんな感じで対応しているのかを聞いてみましょう。
同じ工事をするにしても、一言挨拶があるか無いかだけでも人の心象は大きく変わります。
幅広い意味で快適に過ごすためにも、近隣の方々への挨拶、フォローも忘れずに行っておきましょう