リフォームを安く高品質でするには

まずは一番肝心なリフォーム業者選びからです。
リフォームの成否の70％は業者選びで決まると言われるくらい大切な工程です。

自分でネットを使って探す、知人にリフォーム業者を紹介してもらう等様々な方法がありますが、最も肝心なことは、決してすぐに1社では決めないことです。
探すのが面倒だからといって、突然の訪問営業の誘い文句に乗ってしまったり、じっくり内容を比較検討せず値段だけで業者を選んでしまうと、理想のリフォームが叶えられないことがあります。

必ず複数の業者から相見積もりをとり、「同じ作業なのに費用に大きな開きがあるのはなぜか？」、「こちらの業者にある項目がこちらには無い」、「一式と記載されてる作業内容の細かい内訳」などの疑問点は担当者に確認するようにしましょう。
リフォームは普段から頻繁に行うような作業ではないので、一般の方はどうしてもリフォームについて知らない、わからないことが多いものです。
悪徳業者はその知識不足を狙ってぼったくろうとしたり、少しでも利益を出そうと工事の品質を落とそうとします。
こちらからの質問に具体的な説明ができない、見積もりの金額が不明瞭な業者は疑っても良いと言えるでしょう。

上記のように複数の業者の見積もりを精査して、じっくり比較検討していけば自ずと理想のリフォーム業者が見つかります。
また見落としがちですが、リフォームは住みながら工事をするため、担当者と性格が合うかどうかも工事を進める上で大切なポイントとなります。

リフォームは工事も費用も大掛かりになるので、念には念を入れてじっくりと業者を選びましょう。

上記のように、リフォーム業者選びは複数の業者を比較検討することが基本となります。
しかしリフォーム業者と一口に言っても、リフォームを専門にしている業者だけではなく、業務の中にリフォームが含まれる業者、異業種なのにリフォームを取り扱っている業者もあります。

どのリフォーム業者にも特徴があり、一長一短があります。
実際にリフォームを行なっている業者にはどのような種類があるのかを見ていきましょう。

・大手ハウスメーカー

TVのCMやチラシでも見かける事の多い、最も知名度が高いリフォーム業者の種類と言えるでしょう。
「住友新築そっくりさん」や「パナソニックリフォーム」と聞けば、一度は耳にした事もあるのではないでしょうか？

独立したリフォーム会社を設けているところから、企業の一部門として扱っているところまで多様ですが、リフォームを請け負っているのは、基本的にグループ会社という事例が多くなります。
例えば以下のようなケースです。

積水ハウス→積水ハウスリフォーム
ミサワホーム→ミサワホームイング

グループ会社でも屋号には「大手の看板」を背負っているので、顧客側にすれば無条件に安心感があります。

知名度が高いのでリフォームを検討されている方の第一候補になりやすいですが、ほとんどの場合実際に工事にあたるのは下請け業者になります。
なので中間マージンが発生する上、知名度が高い＝広告費を多く使っているので費用が高額になりやすいのが特徴です。

また、見積もりの金額が同価格の場合でも、その中に広告宣伝費が含まれるので、実際に工事費として充てる金額は減るので品質が落ちる場合があります。
更に、自社職人ではなく下請け業者が施工するので、品質にバラつきがあるのも忘れてはいけないポイントになります。

・リフォーム専門会社

最近増えてきた業種で、上記のような住宅メーカーのグループ会社を除くと、リフォーム専業で全国展開している会社はまだまだ少ないです。

もともとは工務店であったり設備工事店、建材店であったりと、リフォーム専門会社といってもその種類は多岐に渡ります。
当然、もともとの業種分野が得意ですが、小さな修繕、設備の交換から間取り変更など幅広く対応する会社が多く見られます。

リフォーム専門と称する会社には、大手ハウスメーカーと同じく、自社ではまったく施工せず下請に丸投げする会社もあり、施工管理がいい加減で社会問題になったこともあります。
特に、飛び込み営業型のリフォーム被害は深刻で、顧客側も注意するようになって悪徳業者は減っていますが、注意は怠らないようにしましょう。

また、TVのCMなどでは見かけませんが、営業マンによる直接の営業活動に力を入れているので、見積もりからは見えませんが、営業マンの経費やボーナスは当然工事金額の中に含まれることになります。
ですので大手メーカーと同じく、工事費用が高額になりやすい、もしくは他店と同じ価格帯であれば品質が落ちやすい傾向があります。

当然、下請け業者を使うので中間マージンが発生する、品質にバラつきがあるのも大手メーカーと同じですね。

・住宅設備機器や部品メーカー

設備機器の交換だけでなく、リフォーム全般に対応する会社も少なくありません。
大手の住宅設備や部品メーカーの多くは、自社の製品を扱う代理店を「リフォームショップ」として、リフォーム事業を進めています。

これらの工事店は、業種によって得意とする分野が異なりますが、大きなリフォームに総合的に対応できるケースもあります。
電気・水道・ガスなどの設備工事店もリフォームを行なっている場合も多くあり、それぞれ個別の設備工事が中心ですが、関連する分野のリフォームを手掛けている場合もあります。

塗装・内装・屋根・板金・タイル・左官などの工事店などがリフォームを行う場合もありますが、それぞれ専門とするリフォーム分野に限って請け負っているところが大半で、大規模な増改築をすべて請け負うところは少数です。

リフォーム工事に際しては、契約工務店や関連会社が関わりますが、その場合でも外注費が発生する場合があるので、工事内容によっては費用が高額になる場合があります。
また、工事内容によっては自社職人ではなく契約している工務店が施工するので、結局は大手メーカーやリフォーム専門会社と同じく、品質のバラつき、中間マージンが発生する場合もあります。

・職人直営店

建設業として万能性を持ち、新築住宅からリフォームまで請け負っています。
地域密着型のリフォーム会社の場合が多く、創業から長く実績が豊富なら信頼度も高いといえます。

施工に関しても、下請け業者を使わず全て自社職人施工なので、品質にバラつきが無く安定して高品質なリフォームを提供できるのが特徴です。
また、営業マンがおらず顧客との窓口も職人さん、もしくは代表自身の場合が多く、急な要望にも柔軟に対応してくれる事もあります。
こちらからの質問に対して営業マンではわからない事も、経験豊富な職人さんであれば丁寧に答えてくれるので、お客様側からすれば安心感があるのも大切なポイントです

営業マンがいないので営業に対する経費、ボーナスなどが発生せず、過大な広告活動も行なっていないので、余計な費用が発生せず工事金額の全てを施工に充てることができます。
大手メーカーと比べても、同じランクの工事内容であれば2〜3割安く、同価格帯の工事であれば大手と比べても高品質な工事を行なってくれます。

唯一のデメリットとして、過大な営業活動や広告費を使っていない分を工事費用に反映できる反面、知名度が低くなかなか人目につかない点が挙げられます。
逆に言えば、じっくり色々な業者を比較検討する際に職人直営店に出会うことができれば、ずっと住む家に関することですので一生の付き合いになるかもしれません。

上記の様々な種類のリフォーム業者の特徴を比べてみていかがでしたでしょうか？
高品質・低価格を求めるのであれば、職人直営店が良いのは一目瞭然でしたね。

下請け業者を使わず全て自社職人が施工するので高品質、営業費や広告費をかけていないので低価格。
リフォームを依頼するのであれば職人直営店で間違いないと言えるでしょう。

唯一挙げたデメリットとして、営業活動を行わず広告費を使っていないのでなかなか巡り会えないという点がありましたが、当サイトでは川崎市でリフォームを行う際におすすめの信頼できる職人直営のリフォーム業者をご紹介しています。
リフォームをご検討されている方は是非参考に、もしくは業者を比較する際の検討業者の一つとしていただければと思います。